こんな仲介業者には注意！

仲介業者を決めるときには、1社だけではなく複数の業者にあってから決めたほうがいい。

それは間違いありません。けれど、精力的に業者との打ち合わせを重ねすぎるのも禁物です。

休みの日に集中して、2社、3社と時間をずらして会う人がいます。

限られた時間内に売りたい、仕事の都合もあり、休みが限られている。

仕方がないのもわかりますが、できれば「1日1社限定」がおススメです。

営業マンたちは「他社よりも先にあなたの心をつかみ、売却の専任媒介契約をとること」が目的です。

畳みかけるように、いろいろとオイシイ話をしてきます。最初は慎重に対応していたあなたも次第に疲れてきて、思考回路が麻痺してしまい、

「わかった、それじゃ、君に任せるよ」

と、きちんと比較検討もせずに依頼をしてしまう可能性があります。

営業マンはその言葉を引き出したくて、あなたを落とそうと仕掛けてきたのです。

気が付いたら、本来の希望とは違う条件で契約される場合もなきにしもあらず、です。

（今日は各社の話を聞くだけで、あとで検討してから決めようと思っていたのに、、、何で契約書にサインしてしまったのだろうか。しかも条件がちょっと悪いな）

営業マンが帰ってから後悔しても後の祭りです。

業者に会うのは1日1社と限定しましょう。

相手の話を整理し、さまざまな角度から予習復習する時間を必ずとりましょう。

また、業者に対しては、「ほかにどの業者の話を聞いた」など、こちらの情報を出すのも禁物です。

不動産業者は、ほかの業界でも例がないくらい、本当に横のつながりが強いのです。

あなたはまさか彼らが結託してあなたを揺さぶるなどとは想像もしていないでしょう。

彼らはライバルであって、その中のどこを選ぶかは自分に権限がある、きっとそう思い込んでいます。

それは大きな勘違いです。あなたの選んだ2社、３社、の担当者が昔同じ会社で先輩・後輩の関係だったなどということは決して珍しくありません。